IAIスタジアム日本平、LEDビジョン導入で観戦体験を刷新 〜約20年の時を経てゴール裏ビジョンが復活〜
歴史と進化の歩み
IAIスタジアム日本平は、1991年に「サッカーのまち清水」の象徴として誕生して以来、Jリーグ創設期から清水エスパルスのホームスタジアムとして数々の名勝負の舞台となってきました。スタジアムは、ファン・サポーターの情熱とともに、時代に応じた進化を重ねています。
スタジアム映像設備の歴史は、1995年の大規模改修にまで遡ります。当時、西サイドスタンド(ホームゴール裏)に設置された磁気反転式電光掲示板は、最先端技術として試合情報や得点シーンを伝え、多くのサポーターに親しまれていました。
2007年3月には、メインスタンド側に大型映像装置「アストロビジョン」が新設され、映像表現の幅は大きく広がりました。しかし、電力確保の制約から、西サイドスタンドの電光掲示板は役目を終え、以降はロゴ看板としてスタジアムを見守ってきました。
今回の改修は、設備の老朽化対策に留まらず、現代のスタジアムに求められる臨場感あふれる観戦体験の実現を目的として計画されました。静岡市は2025年度当初予算において、本事業のために約1億3,000万円を計上しており、歴史と伝統を受け継ぎながら、新たな時代へ踏み出すための重要な投資となっています。
東西2つのビジョンが進化
本リニューアルにより、スタジアム東西に位置する2つの大型映像装置が、フルカラーLEDビジョンとして刷新されました。
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メインスタンド側ビジョン:さらなる高精細と迫力を実現
2007年より稼働してきた「アストロビジョン」は、サイズW11.5m×H6.5m、ピクセルピッチ10mm、IP66の最新高精細LEDビジョンへと更新されました。
これにより、ピッチ上の激しい攻防やゴールシーンのリプレイ映像を、これまで以上に鮮明かつダイナミックに表示することが可能となります。スタジアムのどの座席からでも視認性が向上し、試合情報や選手データなども分かりやすく表示されることで、観戦への没入感が一層高まることが期待されます。

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西サイドスタンド(ゴール裏)ビジョン:約20年ぶりの復活
今回の改修における最大の注目点は、西サイドスタンド塔屋部に設置される大型LEDビジョンです。約20年にわたり静止画看板として親しまれてきたこの場所が、サイズW14.5m H8.5m、ピクセルピッチ10mm、IP66のLEDビジョンとして再びスタジアムに息を吹き込みます。
ゴール裏の熱量と直結するこのビジョンは、サポーターと選手をつなぐ新たな象徴として、スタジアムの熱狂をさらに増幅させる存在となることが期待されます。

スコアリングシステムと映像送出機材も一新
LEDビジョンの性能を最大限に引き出すため、スポーツコーダ(スコア表示システム)や映像送出機材も全面的に刷新されました。新しいスコアリングシステムは、試合時間や得点といった基本情報はもちろん、選手の個人スタッツや動画CMなど、より多彩な情報をリアルタイムかつ分かりやすく表示します。
また、最新の映像送出機材の導入により、高精細な映像コンテンツを安定的に、そして表現力豊かにビジョンへ送り出すことが可能となりました。

運用を考慮した最適なシステム構成
今回のシステム選定にあたっては、スタジアムの運用面にも最大限配慮されています。各機材の連携性を高め、直感的な操作が可能なシステムを構築することで、試合当日のオペレーション負荷が軽減されることでしょう。
これにより、スタッフはより演出や情報提供といったクリエイティブな業務に集中できるようになり、観客へのサービス向上に繋がります。長期的な視点でのメンテナンス性や拡張性も考慮された、持続可能なシステムが実現されています。
新しい観戦体験の創出
今回のシステムリニューアルにより、IAIスタジアム日本平は以下の価値を創出します。
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臨場感の向上: 高精細かつ大画面の映像演出により、ピッチ上の熱戦をスタジアム全体で共有し、一体感が創出されます。
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情報提供の強化: 試合データ、選手情報、他会場の速報など、よりリッチで分かりやすい情報提供が可能になります。
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エンターテインメント性の向上: 映像と音響を駆使した多彩な演出により、試合前後を含めたスタジアム体験全体の価値が高まります。
LED TOKYO株式会社は、これからも先進のテクノロジーとアイデアで、スポーツの感動と興奮を最大化する空間づくりに貢献していくとのことです。
詳細については、LED TOKYO株式会社のウェブサイトをご覧ください。
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