社会実験コミュニティ「DICT」メンバーが法政大学経営大学院にて優秀プロジェクト賞を受賞
DICTメンバーが法政大学経営大学院で優秀プロジェクト賞を受賞
Web3.0/DAOによる共創イノベーションのための社会実験コミュニティ「DICT」(運営会社:株式会社Link & Innovation)のメンバーである橋本渉氏が、法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科の経営学修士(MBA)学位審査において、優秀プロジェクト賞を受賞されました。
DICT創設者で代表の山本晋也氏が兼任講師を務める同大学院でのこの受賞は、コミュニティの活動とそのメンバーの貢献が評価されたものです。

法政大学経営大学院の「プロジェクト・メソッド」
法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科では、従来の修士論文に代わり「プロジェクト・メソッド」による学位審査が行われます。これは、実現可能なビジネス・プランやリサーチ・ペーパーの作成を通じて、革新的なビジネス構想力を培うことを目的としています。
毎年、成果の達成度、プレゼンテーションの技量、革新性、創造性などの基準に基づき、数名の優秀プロジェクトが選出されます。

橋本渉氏の受賞プロジェクト
今回、山本ゼミの第二期生であり、同研究科中小企業診断士登録養成課程の社会人学生でもある橋本渉氏が、以下の研究課題で優秀プロジェクト賞を受賞しました。
―――研究課題名―――
スポーツ・コミュニティの持続可能性向上に関する研究
―内発的動機の「情熱」と「共感」を源泉とする好循環モデルの探求―
―――Abstract―――
本研究は、内発的動機である「情熱」と「共感」を源泉とした「好循環モデル」を構築し、スポーツ・コミュニティの持続可能性を向上させることを目的としています。個人の自由意志で集まるコミュニティが直面する運営の課題を解明し、質的調査と量的調査を通じて分析を実施しました。
分析の結果、コミュニティの持続可能性を高める最大の推進力はメンバーの「心理的結合と情熱」であり、その情熱は「開放的で自律的な運営」によって強力に喚起される「上昇スパイラル」の存在が実証されました。また、組織衰退の真因は「組織的摩擦」にあることが明らかになり、逆境下でも内発的な「情熱」が持続性への効果を阻害しない「情熱の強靭性」も判明しました。これらの知見は、人間中心的な運営の重要性を示唆し、あらゆるコミュニティや会社組織への普遍的な提言として発展性が期待されます。
橋本渉氏のコメントとAI活用
橋本氏は、このプロジェクトに自身の人生経験からくる深い思いを込めています。人工透析患者としての経験から「生きがい」や「サードプレイス」の重要性を実感し、スキーを通じたコミュニティ運営の経験が悪循環に陥る課題を本プロジェクトの出発点としました。
研究ではAIを積極的に活用し、質的分析手法に「Human-in-the-loop」を実現しました。AIの分析結果をそのまま使うのではなく、自身の現場感覚に基づきAIとの対話を繰り返すことで、分析精度を高めたと述べています。今後は、このAI活用手法の研究と確立を目指し、中小企業診断士としてデータ分析やAI活用支援に貢献していく意向です。

橋本渉氏の略歴
1999年に国家公務員Ⅱ種試験に合格後、25年間国立大学等の事務職員として勤務。2014年に慢性腎臓病を患い、2019年から人工透析治療を開始しました。2024年に中小企業診断士第1次試験に合格し、翌年退職して法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科中小企業診断士登録養成課程に進学。修了後は中小企業診断士として「スパイラルアップ」を開業予定です。
法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科について
プロジェクト・メソッドとは
「プロジェクト・メソッド」は、従来の大学院の修士論文に代わり、実現可能なビジネス・プランやリサーチ・ペーパーの作成を行う、法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科(IM)の教育の要です。
IMでは、院生がグループまたは個人で複数の教員と一体となり、新規事業や起業のためのビジネス・プラン、イノベーティブな戦略等を体系的に研究します。革新的かつ実現性のあるビジネスを生み出す方法を学ぶことが目的とされており、成果の達成度に加え、プレゼンテーションの技量も審査対象となります。
参考: プロジェクト・メソッド
中小企業診断士登録養成課程
法政大学経営大学院のMBA特別プログラム(中小企業診断士登録養成課程)は、1年間で中小企業診断士の登録養成課程を修了し、かつ経営管理修士(専門職)の学位を取得できる特長があります。この課程では、製造業、流通業に加え、サービス産業の中小企業への実習を通じて、実践的な助言や診断能力を養うことができます。
参考: 中小企業診断士登録養成課程

共創イノベーションのための社会実験コミュニティ「DICT」
DICT (Design, Innovation, Co-Creation, Technology)は、2022年に社会起業家であり社会物理学者の山本晋也氏によって創設されたコミュニティです。Web 3.0とDAOを基盤とし、デザイン、イノベーション、共創、テクノロジーを融合させた社会実験を通じて、新しい価値創造の形を模索しています。
国内外の多様な拠点で活動を展開し、3年間で15社の法人を輩出するなど、起業家や研究者、プロデューサー、アーティスト、クリエイターが集う国際的な共創の場として注目されています。

山本晋也氏のプロフィールについては、以下のリンクをご参照ください。
山本晋也プロフィール
「柔道」カテゴリーの関連記事
